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  • 2022/01/05
    タンパク質など人への有用成分が多数含まれるカイコ原料の供給事業を行うMorusへ出資を決定

    当社は、運営する「Samurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合」より、Morus株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:佐藤 亮)へ出資を決定いたしましたのでお知らせいたします。

     

    左から、当社 Capitalist 齋藤 武仁、Morus 代表取締役CEO 佐藤 亮 氏、Morus 執行役員 纐纈 将太 氏

     

    ■Morusについて

     Morusは、カイコを原料として開発・生産・販売を行うバイオスタートアップです。
    カイコはタンパク質の含有量が多いだけでなく、そのほかにも多数の豊富な栄養成分を含有しています。他の昆虫では確認されていない有用成分の研究も進む可能性に満ちた昆虫です。また、カイコは古くから絹・養蚕業にて家畜化され「逃げない」「共食い」をしないなど量産に適した性質を備え、現代人のタンパク質不足や不足する栄養分を補うことが期待できます。
     今後Morusでは、食や医薬品、飼料・化粧品など複数産業向けに、プロダクト開発やカイコの高速品種改良と量産化における研究開発や体制強化を行っていきます。また、共同創業者である、信州大学繊維学部の塩見邦博教授が社外取締役に就任し、研究開発の加速と技術の事業化を目指していきます。

     

     Morusの佐藤氏は、当社から独立起業したメンバーです。当社の2030年に向けて今後10年かけて実行するビジョン「SAMURAI VISION 2030」※においても独立起業を掲げております。今回の出資を通じ、世界で課題を抱える約9億人の人々を対象とする課題解決を目指して、継続して伴走支援をしてまいります。

     

    注釈:2021年3月15日付発表 プレスリリース参照
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000014738.html